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雨の日も安全に走りたい!

雨の日の走行

雨の日は運転が苦手な人は理由がある?

雨の日はスリップ事故などの事故のニュースが定期的に出てくるので、雨の日はあまり運転したくない人も多いでしょう。
特に視界が遮られることが多い雨風が強い日はバイクの運転を避けるのもよくあることです。

しかし、雨の日に対する苦手意識が強すぎる方はそもそも晴れの日においてもスロットルやハンドル操作などバイクを動かす上で当たり前の動作に何らかの問題を抱えている可能性があります。
改めて、自分の運転はどうなっているのか、きちんとしたフォームでできているのか、ライディングの基本は抑えられているのかを再認識していきましょう。

リラックスした状態で運転しよう

まず絶対に意識してもらいたいのが『自分が運転しているときにどれくらい緊張しているのか』です。
適度な緊張感は事故を減らす要因となってくれますが、過度の緊張感は誤操作を生み出す要因になったり反応が遅くなったりと問題を起こしてしまうので要注意です。

運転中についつい体が硬直するような緊張状態になってしまっている方は、呼吸法を意識してリラックスした状態になりましょう。
バイクの運転に呼吸法を加えると、3秒程度で息を吸うときにハンドルを握って、7秒程度で息を吐きながら脱力しつつグリップを緩めていくといったやり方です。

慣れれば自然とこの動作ができるようになりますが、慣れていないと意識しなければ出来ないので、あえて肩を大きく動かし息を吸うタイミングで肩を大きくあげて、履きながら肩を落としていくようにすると体で覚えられるようになります。

飛ばすよりもフォームを意識しよう

リラックスして運転できるようになれば、雨が降っているときでも緊張状態になりにくくなり誤ったハンドル操作も減ります。
ここまで出来たら今度はフォームを改めて意識してください。
カーブの途中から体と車体の傾斜度を変えてリーンインやリーンアウトができるようになれば課題クリアです。

さらにリーンアウト状態から上体と腰を意識してハングオフに移行できればフォーム変化が自在になります。
ここまでいくとあらゆるコーナーでフォームを意識して自由に変えられるようになり、多少バランスが崩れるトラブルがあっても姿勢制御が自然とできるようになり転ぶ確率はグンと下がってくるでしょう。

同じフォームでは体が固まる

体の緊張度はずっと同じ姿勢で居続けることでも上昇する傾向にあり、これは同じリーンウィズの姿勢を整序し続けているバイカーにも当てはまります。
無意識に緊張状態になり固まってしまった体は自分の意識が離れてしまったかのように動かなくなることすらありますので、体を動かすためにもフォームをあえて固めないで曲がることを意識してもらいたいです。
曲がっている最中に体が自由に動かせるようになれば、雨の日も余裕になってきます。