Home » 女性ライダーあるある » デザイン優先で後悔しがち

デザイン優先で後悔しがち

デザインを考えすぎる

デザイン性と扱いやすさのバランス

女性ライダーにとって、バイク選びの際に最初に目が行きがちなのはやはりデザインです。カラーリングやフォルムがかわいかったり、カッコ良かったりすると、思わず「これに乗ってみたい!」と気分が盛り上がりますよね。しかし、見た目だけにこだわってしまうと、のちのち扱いにくさや走行時の疲れやすさなどで後悔することがあります。特にスポーツタイプのバイクは見た目がスマートでも、乗車姿勢が前傾になり、慣れないうちは身体への負担が大きくなりがちです。バイクはあくまで日常的に乗る乗り物なので、デザイン性と実際の取り回しやすさを両方チェックするのが大切です。

燃費と走行性能の両立

女性ライダーのなかには、通勤や買い物などでバイクを使うケースも多いかと思います。そうした日常使いの視点で見落とせないのが燃費です。排気量の大きいモデルや、高回転域の走りを重視したモデルは、見た目のインパクトはあるものの、燃費が思ったより伸びず、ガソリン代がかさんでしまうこともあります。また、パワーが強すぎるバイクは、慣れないうちは操作が難しく、転倒などのリスクが上がる場合も。最初の1台を選ぶなら、ある程度のパワーと扱いやすさを兼ね備えた中排気量クラスや、燃費の良いネイキッド、スクータータイプを検討すると安心です。

クラシカルな魅力に惹かれて

一方で、レトロなデザインやクラシカルなテイストのバイクも、女性ライダーに根強い人気があります。丸目のヘッドライトやシンプルなタンク形状などは、ファッション感覚で楽しめるのが魅力です。ただし、こうしたクラシカルなバイクは最新式のバイクと比べると、メンテナンスの頻度が高くなることがあります。中古車で探す場合は、購入前に整備の履歴やパーツの入手状況を確認するなど、少し手間をかけると失敗しにくいです。愛着がわくバイクは、ライダーライフをより楽しくしてくれるので、自分のライフスタイルや好きなファッションともマッチするかどうかを基準に選ぶのも良いでしょう。

乗ってからの実感が大事

最終的には、実際にまたがってみたり、試乗したりして感覚を確かめることが一番です。シート高やハンドル位置、ステップの位置によって、足つきや操作性は大きく変わります。試乗が難しい場合も、販売店でスタッフに話を聞くと、実際のユーザーがどのように感じているかを教えてもらえるケースがあります。デザインだけで「かわいい!」と飛びつくのも女性ライダーの楽しみ方の一つではありますが、長く付き合う相棒だからこそ、走行時の安定感や乗りやすさも加味するのがおすすめです。見た目にときめきつつも、扱いやすさとのバランスを意識することで、後悔のないバイクライフをスタートできます。