ねじを回すだけで調整可能
バイクというのは、工場から出荷された時点で乗りやすいように調整されているものですが、ライダーの体型や握力などによって細部を調整しなければならないことがあります。
女性ライダーの場合、悩みのひとつにクラッチがあります。
腕力には自信がある女性でも、ロングツーリングなどになるとクラッチの操作で手が痛くなってたまらないことも多いのではないでしょうか。
クラッチは自分でもある程度調整することが可能なので、操作がしにくくて困っている人は試してみることをおすすめします。
バイクのメンテナンスは自分ではやらないでバイクショップに任せているという方でも、クラッチの調整は簡単に行うことができます。
ネジを回すだけで調整できるので、たったの30秒もあればクラッチの調整が完成です。
クラッチというのは、遊びがないと操作に神経質になりがちなので、自分の感覚に合わせて遊びの調整をすることが大切です。
基本的には1cm〜2cm前後の遊びを持たせるのが普通です。
手の大きさや握力などによってもちょうどいいポイントというのは違ってきますので、いろいろと調整してみましょう。
クラッチの調整方法
クラッチを調整するために操作するのは、付け根の部分に付いているネジです。
円盤型のネジを回して緩めることで、クラッチのネジを調整することができます。
バイクが新品の場合、あるいは何年も乗っているような場合にはネジが固くなっていて回しにくいこともあるので、フライヤーなどの道具を使うのがおすすめです。
遊び幅というのは力を入れずに握ることのできる範囲で、人によって幅が違います。
人差し指の第一関節の部分がレバーにかかる程度の場所にしておくと、クラッチが扱いやすくなります。
ちょうどいいところに調整したら、円盤型のネジを締めて固定します。
バイクによってはレバーの付け根に丸いダイヤルが付いていて、ダイヤルを回すだけで調整できるようになっているものもあります。
ダイヤルには番号が付いているので、調整するときの目安にすると便利です。
クラッチレバーを交換するのもひとつのアイディア
クラッチレバーは簡単に交換できるパーツですので、使い心地を考えていっそ交換してしまうのも悪くありません。
意外と目立つ部分なので、おしゃれなカラーのものにすれば走行中の気分も全然違ってきます。
インターネットでも購入できますが、握り具合が重要なので、バイクショップで実際に試してから買うことをおすすめします。
大きさの他に質感も大切なポイントです。
あまり硬めのものは使いにくいので、バイクショップで相談しながら選ぶといいでしょう。
レバーの交換は、メンテナンスが得意な人なら簡単に自分で行えます。